交通の要衝として、
発展した歴史の記憶

History

交通の要衝、
今も往時の風情が残る街並み。
日本最大の淡水湖・琵琶湖を持つ滋賀。

なかでも、草津市は、東海道と中山道の
分岐・合流点という交通の要衝として、
人と物が往来することによって交流や賑わいが生まれ、
独自の発展を遂げた歴史があります。

今なお当時の面影が残る寺院や歴史的建造物が残されており、
草津固有の歴史や景観はまちづくりにも生かされています。
国史跡に指定、
東海道で唯一現存する
草津宿本陣
東海道と中山道の合流点である草津には、多くの旅籠が軒を並べました。本陣とは大名公家など貴人の宿泊所のことで、東海道・中山道の分岐点で交通の要衝であった草津には2軒ありました。現在、当時の姿そのままに1軒が残っており、国の史跡に指定されています。
東海道と中山道の
まさに分岐・合流地点
追分道標(おいわけどうひょう)
草津には、東海道・中山道を往来する旅人のための道標が数多く残っています。なかでも「右東海道いせみち 左中仙道美のぢ」と刻まれた道標が立つこの地は、東海道と中山道のまさに分岐・合流地点。当時の火袋付きの常夜灯が今に残されています。
近江八景の
一つとして知られた名所
矢橋港跡
近江八景の一つ「矢橋の帰帆」(やばせのきはん)として知られる矢橋は、古代から近世を通じ琵琶湖の代表的な渡船または渡しとして栄えた名所です。現在は遺跡公園として復元されています。

※掲載の環境写真は2021年10月に撮影したものです。
※掲載の施設情報は2021年11月時点のものです。